1号機(TQ-2000)フロントパネルコネクタの配線修正と背面ファン交換 第2回


2019.3.23

4, 今はやっぱり静音PCが主流

TQ-2000というケースは標準で12cmFANが3つ付属した状態で売られていました(※ ファン・電源無しモデルも有りましたがそれでも当時\19,800しました)。
その3つのファンは風量は凄いのですがそれに伴う騒音も凄い。まあ当時は1GHzのAthlon使っていい気になっていましたし、最強の構成を使っていたから許される的な物も有りました。

2019年3月時点で、Ryzen Threadripperの32コア64スレッド&グラボ複数枚挿しの様な構成で有れば兎も角、現状の様に、AMDのAシリーズ使っていてこんな爆音出していたのでは合わないというもんです。
そこでできるだけ静かなPCにして、風量もそれなりに稼いで、
「静音にしたのは良いけどPCが全然冷えない」
なんて事が起きない様にファンを選んで行く事にします。

5, ファン購入

てな訳で早速ファンを購入しました。
時代は変わった物です。私が昔TQ-2000をぶいぶい回していた頃はファンなんて6cm位が主流で8cmでも大きかったもんです。その中で12cm使っていればドヤ顔出来たもんですが、今となっては当たり前すぎて全然目立ちません。CPUファンに14cmファン付いていたりする位ですからね。

某カメラ店でサンプルを見たりしながら購入候補を探したりするも、
店内の騒音が凄くて比べようがないw
な訳で店員さんに話を聞きながら、超低速や標準ファンの傍に手をやって風量をチェックする。心なしかTQ-2000に標準で付いていたNidicファンより風量が少ない気がする。
まあいっかといった具合で標準の風量の1,750rpmだったかな? を選択してもらい 会計を済ませて帰宅。

と思ったら、



Xinruilian社 正規日本代理店 長尾製作所
120×120×25mm
うん、サイズ合ってるね。で、回転。
1200rpm超低速

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

間違ってるじゃないか!!!

とは言っても買った直後に確認しなかった&家に帰った後に気付いたので今更池袋までレシート持って行って交換なんて面倒すぎる。
「仕方ないね」、の寛容の心で作業を続ける事にします。
6, 風量の違い

まず封を切った後に動作確認をしました。



PCに接続して電源を入れるとこの通り回ります。見た目風量は充分です。音もなかなか静かで良い感じです。
因みに付属のNidecのファンと風の出る方向同士を合わせて電源ONするとこちらの方がパワー負けして回転が止まりますw(←モーターが過熱したりして危険なのでまねしないでね)

7, ファン取り付け

あとここから先はただの作業になるので、写真とともにチャチャッと紹介していきます。



付属のファンを外します。プラスチックのピンで留まっていたのですが意外とこれがしっかりと止めてくれていたので便利でした。一発使い捨てになってしまうのが欠点ですが。

しかしまあ埃が凄いのできれいにしておかねばなりません。



掃除機でズビズビ埃を吸い取りその後水拭きしたのがコレです。埃が残っている様に見えますが、表面がザラザラなので落ちきれない埃だけでなく、錆び(?)や汚れも有るのでこの様に見えますが見た目よりは綺麗になっています。



プラスチックのピンを抜いて、ファンに付属のボルトを入れます。



さて、新しいファンですが、これには向きが指定されています。
上向き矢印は上下方向の指定を、右向きの矢印は排気方向を示している様です。
L印は取り付けたときにこちらが左に来る様にという指定でしょう。

まあ、取扱説明書が有る訳ではないので私の推測で有るのですが。



向きを合わせて2つとも取り付けました。L文字が左に来る様にし、ファンガードは標準のファンから外して移植しています。勿論このときに綺麗にしました。
ケーブルは標準のファンに比べるとかなり長かったので束ねてなるべく風の流れの邪魔にならない様にしました。



後ろから見るとこうなります。電源投入してチェックしているところの写真ですが、風量十分で1,750rpmは要らなかった様です。



3.5inchシャドウベイと補強バーを元通りに入れてサイドパネルを閉めて作業は終わりです。次は前面のファン交換になります。
実はこの時、前面ファンはコードを抜いてしまいました。背面の2つを静音ファンに替えても前面ファンが回ると非常に五月蠅くなるからです。
しかし前面ファンを止めたままの状態にしておくと、ケース内は排気のみの負圧状態になるので隙間という隙間から空気が入り、ケース内が埃だらけになってしまいます。
そこでバランスをとる為に前面ファンは標準の1,750rpmの回転の物にして吸気はなるべくフィルターのついた前面から入る様にする事にします。
それはまた次回に。

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