1号機(TQ-2000)フロントパネルコネクタの配線修正と背面ファン交換 第3回
2020.2.2
8, 漸く前面用のファンを買いました
前回も申し上げましたが、TQ-2000というケースは標準で12cmFANが3つ付属した状態で売られていました(※ ファン・電源無しモデルも有りましたがそれでも当時\19,800しました)。しかし、標準で付いているNidic製のファンはとても爆音のファンでありました。
かなり古いファンですし、中を少しでも静音化しようと、前回は背面ファンを交換したのですが、予算の関係上前面ファンは替えていませんでした。
でそのまま放置してしまい背面ファンの排気による負圧のみで運用していました。
で、ファン買おう買おうと思い始めましたが、いざ思っても面倒だったりで買いませんでしたがついに、

買いました!
アイネックス社製、120mm×120mm×25mm。1,600rpm。
前面1に対し背面2+電源なので、どうしても排気が強く、負圧気味になるのでそこは吸気側の前面の方が少し回転高めになるようにこの様なチョイスになりました。
まあ、排気に負けるでしょうがw。
ちなみに前回買ったXシリーズのファンは丁度標準回転のファンが売り切れてたらしく有りませんでした。すぐに欲しかったというのもあり、このファンにしたという事情もあります。
開けてみると、ファン本体以外にも付属品が付いています。

変換コネクタと取り付け用のビス。これは両方とも今回は必要ありませんでした。
それより気になったのは、
ファンにつけた特殊形状(要は凹凸)により風量アップ+騒音ダウン
まあ何とオカルトっぽい文言でしょう。まあでも気にせずに使いましょう。
オカルトだったとしても、前回のファンとそう変わらない値段で購入していますので、自動車やオーディオに比べればかわいいものです。あっちの世界ではオカルトものが数万円から数百万円で平気で売られていますからねww。
9, 前面ファン取り付け
前面ファンを交換するには左右のパネル+補強バー+前面パネルを外す必要があります。
簡単に外せるのでサクッと外した後の写真。

この白いボックスの様なものに入っているNidicのファンを交換します。
フルサイズのPCIカード等を引っかける溝がありますねぇ、ここまで長いカードを挿してみたいものですww。

はずして裏から見た様子。こちらが吸気側になります。爪で引っかかってるだけなので簡単に外せます。

新旧並べてみました(左・新 : 右・旧)。やはり現行の方が造形の美しさというものが有りますね。ファン本体は勿論、本体から出ているケーブルがうまく纏められたりしていて良い感じです。只、古くなってきた時に加水分解してベタベタにならないか? という心配はありますが。

ファンガードは旧ファンから流用します。どちらの面にファンガードを付けるかはこの写真の様に矢印の向きを確認してから付けます。
"←"なので矢印の向きの逆側、右に付けています。

白いボックスは丁寧に洗って乾燥させました。それから新ファンを取り付けました。綺麗ですねぇ。

そして本体に戻しました。試運転しましたが、まあ当然ではありますがきちんと風を送ってくれていました。
更に、こういう時は、当然ですがケースの中外、フィルターと全て掃除しながら進行しています。前面パネルにはフィルターが付いています(No.002参照)が、相当汚れていると推測出来ます。

あ、やっぱり
これだけハウスダストくっつけてたらヤバイですね。フィルターにカビが繁殖しそうです。てな訳で掃除機でズビズビと吸い取ります。

これで綺麗になって一安心です。
TQ-2000の様にエアフローが強力なPCの場合は特にフィルターの状態には気をつけていないといけません。現行ではAntecのPCケースなんかもエアフロー強力そうですね。
10, 側面通気口にフィルター付けました
普通でしたらここで作業は終わりですが、このケースの場合(というか殆どのPCケースはそうかと思いますが)、排気が勝っていて負圧状態なので、
吸気ファン以外の場所からも空気が入ってくるという事になります。
そこは主に左右パネルに付いている換気口ですね。
ドライブとドライブの隙間とか言い出せばきりがありません。また、カードリーダー付けた時だって、埃が入るのが嫌だったので基板剥き出し型を避けた訳です。
話は逸れましたが、要はその一番穴の面積が広い左右のパネルの吸気口にフィルター付けようという訳です。
実は左右パネルにフィルターを付けたのは今回が初めてではありませんでした。前回背面ファンを替えた時に、左パネルのみ実験的にやってみたんです。
それを、成果の確認&張り替えの為、剥がしてみました。

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剥がしている最中にも埃が舞い上がってとてもヤバイ状態。
やはり前面パネルのフィルターだけでは力不足で、負圧で左右パネルの吸気口からもどんどん埃が中に入って行ってるんですねぇ。当たり前ですが。
ってなわけで実験成功。今度は左右両方にフィルターを貼り付けます。

実験時に使用したのは何処にでも売っているエアコン用フィルターで、今回も成果があったので引き続き使用。欲しかったのはエアコン本体に付いている網みたいな硬めのやつでしたが、これでも問題なしです。

やり方は簡単で、付属のマジックテープを吸気口の外側4カ所に貼り付けて、それに合わせてカットしたフィルターを貼り付けるだけ。
しかしそれだけだと周りの隙間から埃を含んだ空気がどんどん入ってきます。

そこで養生テープなどを使って隙間を埋めます。これで完成です。間違ってもセロテープで貼らないように!!
これでファン取り付け、掃除&フィルター取り付けが終わりました。
え? 「1号機(TQ-2000)フロントパネルコネクタの配線修正と背面ファン交換」だったんじゃないのかって?
まあまあ、いいじゃないですかw
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