NV-BX25修理 第4回〜原因特定

2005.9.23

前回に引き続き、2号機と2個1診断を続けました。

1, トランジスタ?IC?の交換

まずはこの部品。品番は分かりませんがICかトランジスタっぽく見えます。
1号機のと2号機のを並べてみました。表はまあ真ん中に穴の開いた普通のトランジスタって感じですが、写真では見にくいですが、裏は1号機2号機共に錆びています。滅茶苦茶怪しい部品です。
因みに、3本足が付いていますが、真ん中の足を除き、スルーホールで繋がっていたので基盤から外すのは大変でした。




交換後の結果。
1号機の映像・・・変化無し。

2, 振動子らしきものの交換

これも何か怪しいと思ったので1号機と2号機のを交換してみました。



交換後の結果。
1号機の映像・・・またまた変化無し。

3, もしや・・・HICですか・・・・?

前回(第3回)の最初に載せた写真で示した所は全て交換して診断しました。しかし、思ったほど画像は良くなりませんでした。もしかして、Y/C Packに載っているコンデンサが噴いているのか?とか色々考えてみました。
それをやる前に一つやってみようと思ったものが、正面から見て右側にある足の長いHIC(コンデンサの無い方)の交換・・・。



そして起動。

交換後の結果。
かなり安定した!

時々変な曇りみたいなものは入ったものの、物凄く安定した映像になりました。
犯人はお前だっ!
きっとICが劣化したのでしょうね・・・・。

4, 劣化?

原因が特定できたので、部品を注文に出しました。メーカー在庫が尽きてなければいいなと思いました。

主犯 : 足の長いHIC
共犯 : おそらく青板と岩


と考えられるので、とりあえずHIC、青板、岩、振動子らしきもの、そして錆びてたIC?トランジスタ?の4種類を注文に出しました。

とりあえず、検証は終わったので、1号機のY/C PACKに移していたものは全て2号機に戻して同じ様にテストしてみると、
乱れた!
1号機に移して、そして2号機に戻した。その間に半田ごての熱に晒された訳ですから多少の劣化があったのでしょうか(特に青板)。

別のテープを再生してみると映像は大丈夫ですが、最初にテストで使ってたやつだって、まともなので再生すればまともな絵がでますのでテープのせいでは無いです。

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