NV-BX25修理 第2回〜1号機画像乱れその1
2005.9.11
1, 足の長いHICのコンデンサ交換
前回の結果(足の長いHICのコンデンサが噴いていた)、1号機の足の長いHICの表面実装コンデンサを剥がしましたが、その時コンデンサを持っていなかったので1週間放置状態になりました。
で、コンデンサの容量などをメモを取って置いたのですが・・・・・・・・。表にしてみました。表のNo.は図中の数字に対応しています。

No | 容量 | 耐圧(?) | ??? |
1 | 2.2 | 50A | 19S |
2 | 22 | 6A | 19H |
3 | 2.2 | 50A | 19S |
4 | 1 | 50A | 10S |
5 | 1 | 50A | 10S |
6 | 4.7μF | 25V | 19B |
7 | 0.47 | 50A | 18C |
?????
物理の教科書何処かへ行ってしまったので思い出せないのですが、電圧と電流値と消費電力の関係式があるので、二つが分かればAからVを求められますが、ここからどうやって読むの・・・・?
とりあえず電器屋行ってコンデンサを買って来ました。
No | 容量(μF) | 耐圧(V) | 耐温(℃) |
1 | 2.2 | 50 | 85 |
2 | 22 | 16 | 85 |
3 | 2.2 | 50 | 85 |
4 | 1 | 50 | 85 |
5 | 1 | 50 | 85 |
6 | 4.7 | 50 | 85 |
7 | 0.47 | 50 | 85 |
とりあえず訳分からなかったので、作った表を持って行きました。そしたら、A=Vと読んで、更に一部耐圧の高いものを用意してくれました。うーん、コレでいいのか不安になりながらの作業です。
そして、貼り替えたあとの写真が以下の2枚。うまくコンデンサを寝かせてやらないと中のコンデンサと干渉するので注意深く貼っていきました。

一つどうしても入らなかったので上の方に回り込ませました。
そして元の様に組み直して、さあ1号機復活だ!
なかなか順調順調。絵も綺麗だしコレで完璧・・・。と思ったら・・・・・・・・、再生を始めて1時間半経ったら突然、
画像が乱れた!!!!
ウゾダドンドコドーン
この乱れ方はNV-BX25と同じっ。しかも酷い!
暫く寝かせておいても再起不能!
2, 2号機の足の長いHICと入れ替える
そんな症状が出たので、まず疑ったのはコンデンサの耐圧、耐温の2つでした。画像の乱れが出て再起不能になったって事は何処かコンデンサが破裂したのではないか、と読んだのです。そこでバラす。
しかし・・・・、全然異常なし。
これはどういう事だ?ということになりました。
そういえば、2号機は暫く回しているとメカ部分から異音がするので長時間の再生には向かないな、ということで取り外していました。
そう、きちんと映る2号機の足の長いHICを移植すれば、もしかしたら復活するかもしれない。そして復活すれば、この買ってきたコンデンサが何かしら能力が不足(耐圧、耐温のどちらかまたは両方。または、低ESRの購入を考える、等)している事が分かる。というわけで移植開始。
1号機、2号機両方のY/C PACKを外し、足の長いHICを外しました。

ついでに2号機の足の長いHICの容量等もチェックしておきました。
No | 容量 | 耐圧(?) | ??? |
1 | 2.2 | 50A | 18C |
2 | 22 | 6A | 19H |
3 | 2.2 | 50A | 18C |
4 | 1 | 50A | 19S |
5 | 1 | 50A | 19S |
6 | 4.7 | 25A | 18H |
7 | 0.47 | 50A | 18C |
つーか、微妙に1号機と違うんですけど・・・。しかし、No.6を比較してみると、V=Aと考えて良さそうですね。18Cとか19Hとかいうのは、製造ロットだろうか・・・・?

これが2号機の足の長いHIC。これはコンデンサは噴いていないようですね。これを1号機に移しました。
3, 交換後の結果
1号機:画像の乱れ直らず。
2号機:あっさり映った。
足の長いHICが原因ではないようです・・・・。次回以降にこの原因を特定していきます。
付けて再生し、また部品を交換して再生し・・・・。パターンがいかれないだろうか・・・。
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