NV-FS70修理 第4回〜操作パネル修理
2010.6.5
とりあえず画像が出ない件は後回しにして、リモコンが無くても操作できる環境を取り戻さないと、と思いコントロールパネルの修理をする事にしました。
まず、不都合点を挙げてみますと、操作パネルが殆ど利かない点です。そして更に電源のオンオフも出来ないです。
リモコンではオンオフ出来ますし、電源ボタンから回路を追いかけていくとどう追いかけても操作パネルに到達するので、操作パネルに信号が入っていくのは間違いないです。
ってなわけで操作パネルを分離しました。

フレキケーブルが断線しているのかと思いきやそんな事はありませんでした。しかし断線ではありませんでした。フレキケーブルで3箇所繋がっていますが、その内の右側13線を手で押さえていると操作できますが、手を離すと剥がれてしまいます。粘着力が弱ってしまったのが原因です。因みに電源ボタンは13線の1番左と判明。

写真の様にいらなくなったIDEケーブルを用いて結線しました。一番左15線と真ん中の7線は活かす為線を切っては居ません。また、生きている方の一箇所を半田で焼いてしまった為、もし重要な線だったらまた後でやり直しになってしまいます。サイマルやACオンラインの線だったら無視します。

コレを本体側の基盤に接続しました。完全にフレキを殺してしまい、IDEケーブルに差し替えるならコネクタを取ってしまい全ての線を半田付けしてしまえばよかったのですが、中央の7線は生きているのでコネクタは生かしています。また、後でそれが死んでしまった時の為に7線もつけられるように伸ばしてこの写真では基盤の後ろ側に這わせています。

そして全てを本体に接続した状態です。快適に動いています。しかし途中で一部のボタンが効かなくなりました。途中から効かなくなったので、上で述べた「間違えて半田ごてで焼き切ってしまった所」ではない事は確かです。
それを調べて見ると、一番右の線が断線していました。原因は、
線の被覆を剥がすのに失敗した為短くなってしまい、それが原因でその線だけに力が大きく掛かって断線した
ということでした。その為、

この様にして長くし、しかも後ろに回しそちらから接続しました。
この様にして操作パネルは復活させましたが、本体に組み込む時に少々窮屈で、何回か開け閉めしているうちにS-VHSの切り替えが効きが鈍くなってきたので、狭いところでこすれた為断線の疑いも出てきました。
次回以降にこの部分の場所を広く取る為に一部を削ったりする必要が出てきました。
次回は、FS900の電源から借りたICとダイオードの入手が可能なのか?そしてS-VHSの誤作動&画像が出ない件について、のどちらかです。
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