NV-FS70修理 第5回 電源完全復活
2011.9.11 (作業日は……不明:2010年6月頃)
駄目で元々で注文していた部品が届きました。
なななな何と!
SDRD6004XE
S1WBA80
す、スイッチング素子とダイオードが届きましたよ。まさかです!

新品です。これでNV-FS900から借りていた方を戻して……、本当の意味で完動の電源の出来上がりです。
さて、しかしです。これは新品なので何も付いていませんが、前のやつ (SDR6004XE) には白いグリスが付いていましたよね?熱を持つので、きんと逃がしてやらなければいけません。この電源ボックスは、電源の外装がヒートシンクの働きもしているから、スイッチング素子→外装という熱の流れはきちんと確保してやらねばなりません。

そこで登場したのが、PCのCPU用のシルバーグリス。
20年前のスイッチング素子と現在のCPUでは発熱量が全く違います。現在のCPUの熱を伝導させる為に作られたグリスであればスイッチング素子などお茶の子さいさいですね。
まあ、近くPC自作する予定なのでコストパフォーマンスを考えて、10g入りのシルバーグリスを入手しました!

そして塗ってみた結果がコレ。大丈夫なのはわかっていますが、見慣れないシルバーなんで一抹の不安が……。
NV-FS系の電源をばらした人は気付いているかと思いますが、結構この素子に、
白いグリスがタップリと塗られています
グリスの塗り方はCPUの時と同じで必要最小限に薄くですっ。もちろん、今回の私の様に新品の取り付けでなく、一旦ばらして……という場合は、前のグリスを落として塗り直さなければならないのは言うまでもありません。

そしてスイッチング素子とダイオードを組み込みました。これで、C8 (120μF・250V) 以外は新品になり、ほぼ完璧な電源になりました!
まさか、この部品が入手出来るとは思っていなかったので、本当に長い道のりでしたが諦めなくて良かったと思います。諦めずに駄目で元々で注文を出してみるものです。ユニットではもう供給終了していても、こういうパーツ単独だと出てくるかもしれないからです。
……しかし、試練は続く
操作パネルの問題、画像が出ない問題、まだまだ解決していない問題があります。それを何とかやっていかないといけないのです……。
とりあえず今回は……、

前回取り付けたIDEケーブルが当たってパキパキ言うのでその部分をカットして少しでも断線を遅らせようと……。まあ悪あがきですが。エナメル線とかそういうのを買って来て付けなおした方がいい感じがしますが(汗)。
では次回は未解決部分への挑戦、という事で。
第6回に進む 第4回に戻る 戻る