NV-BS30S修理 第6回〜今度こそ、かな

2009.10.2

前回折角電源のコンデンサを交換しましたが、まだ未交換なのが残っています。
そう、120μF16Vです。
それと、前回暫定で電源復活したのに、コントロールトラックを調整するネジがバカになって、調整出来なくなって意味が無くなってしまう、なんて事がありました。
今回はその続編です。

1, 120μF16Vのコンデンサ交換

今回もNV-SB1000Wの56μF50VやNV-FS900の27μF100Vを入手した所と同じ所で通販で購入しました。
日本ケミコンLXVシリーズ120μF/16Vです。
本当に特殊容量のコンデンサが入手出来る様になりましたね。
KXJ120μF250Vなんかが入手出来れば言うことナシですw。



右が120μF16Vです。左はついでに買った56μF50Vです。意外に松下デッキの電源をやると56μFガンガン使いますね。NV-BX25の2号機の電源もそのうちやりますが、56μF使いますからね。



新旧比較です。旧はよく見ると負極側が錆びてるのに気付くと思います。また、刻印が消えかかっています。
大抵同容量同耐圧で比較すると新しい方が小型になりますが、これは同じ大きさのようです。



これで120μF250V以外は全部交換されました。トランスの前の左側の小型のものがそれです。因みに、大型のは、ニチコンの680μF25Vと820μF25Vですが、これらは元のやつより耐圧が上がっていますがかなり小さいです。
元のは680μFと820μFがくっつきそうな程でホットボンドで固定されていましたから。

あと、今回に限らずですが、私はなるべく大型のものでもコンデンサの底を基盤から浮かせるようにしています。というのは、つけてしまうと、空気が通らなくなったり、熱が篭ったりして寿命が縮みそうな感じがしますので……。もし間違っていたら、ご指摘願います。

2, コントロールトラックのビス

上で、前回コントロールトラックのビスをバカにしたと言いましたが、



百聞は一見に如かずです。この通り。一番微妙な調整に使う場所が逝かれていて滑ってしまい。コレではコントロールトラックの調整は出来ません。

そこで、以前頂いた部品取り機のNV-SB70Wから径の合うビスを取って来ました。意外に合うのが無くて驚きました。取ってきた一本が逝かれてしまったらもう無いといったレベル。バラバラにばらせば出て来るかもしれませんが……。



取り付けてみました。コントロールトラックはこの中心の部品で、3本のビスでとまっています。
今回ビスをバカにした反省点として、今回は、

1, 左右のビス(カセット側から見てなのでこの写真では上下になる)は取りあえずとめるだけにしておく。
2, 中心のビスで前後の位置決めをし、テレビに画面が映るようにする。
3, 左(写真で言うと下の金色)のビスを少し締める。
4, 右(写真で言うと上)のビスで左右の位置決めをし、HiFi音声が入るようにする。
5, 合わなかったら2,と4,の繰り返し。繰り返す時は両方とも少し緩め、ネジ山に負担が掛からないようにする。
6, 合わせたら念の為テープを裏から押してみて張りが均等か確認する。

という感じで合わせてみました。標準、3倍共に非常に綺麗な画質です。
ただ、前回の最後に言ったヘッドクリーニングはやらなかったのでその辺の事はエピローグで紹介していきます。

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