NV-BX25 2号機修理 第3回〜CRC556注入

2007.1.3

前回の修理から1年以上経過しましたが、引越しを機に少しだけ手を入れることにしました。前回の修理時に最後に出た問題、ヘッドから"ブーン"と音がするという件ですが、相互リンクしているMKKさんのサイトの修理記事 (NV-FS900ですが) を見てみますと、ドラムから異音があり、とあって、CRC556をシリンダー中央に注入して直していました。そこで私もそれを真似てやってみることにしました。
確か、私のFS900もメーカーで修理した時、シリンダーに油を入れたとか言ってましたので、効果ありそうです。



赤丸で囲んだ部分4箇所を外します。最初にシリンダーにかぶさっている"ブラシ"を外し、それからシリンダーに乗っている蓋を外すために3つのビスを外します。
これは特殊なビスなのでそれに対応する工具が必要なのですが、私は持っていないので、プライヤーで挟んで回して外しました。前回に引き続き、またプライヤーで強引に回したのか? といった感じ(苦笑)。でも、そんなに硬くなく、簡単に取れたので潰したりする事は無く、良かったです。



そしてこのようにシリンダー中央部にCRC556を注入しました。
その後は外した蓋、ブラシを元に戻して走行試験です。



とりあえず2時間回しましたがヘッドからブーンという音はしませんし、音声がHi-Fiでは無くなるという現象も消えました。これらの現象は原因がヘッドの回転不良から来ていて、CRC556注入によってシリンダー部分に油が十分に回っていい感で回る様になり解決したのでしょう。しかし、画面が上下に揺れる現象、「ジッター」は消えませんでした。
最初は固定ヘッドの当たり方が原因かと思ったので、ビスを回して角度を変更したりしましたが直りませんでした。

そこで、第1回で紹介したテカテカのプレッシャーローラー (ピンチローラー) を見てみました。試験しながらプレッシャーローラーから吐き出されて巻き取られるテープを見ると、結構よれよれになって排出されています。これ以上劣化するとテープを痛める原因になるでしょう。そこで次回はコレの交換をします。

第2回に戻る 第4回に進む 戻る