Windows XP再セットアップ 第3回
2006.6.18
Windowsのインストールに入ります。画像が多いため長くなりますがご了承ください。
1, HDD接続
下拵えが無事に終わったので今回はWindows XP Professionalをインストールしますが、下拵えする為に別のPCにHDDを取り付けた状態となっている為、戻します。

ハイ。戻し終わりました。ちょっと分かり難いため、赤い四角で囲んでおきました。このPCの場合はココにHDDを収めましたが、当然の事ですがPCの形は一台一台違うので収める位置が分からないからって私に文句を言わないで下さいね(笑)。
全てのコネクターが間違いなくささっているか確認した後、電源を入れます。この瞬間が緊張するものです。

しっかり認識されました。赤い四角で囲んだ所の通りです。
これで安心してWindowsをインストールできます。もしこの画面でHDDを認識してくれなかったら、キチンと接続されているかどうかもう一度良く確認して下さい。
※ CPUがAthlon MP 2100+と認識されていますが、実際に載っているのはSempron 2500+です。以前BIOSアップデートに失敗してMBを取り替えた(初期不良扱いでタダでしたが)のでSempron対応BIOSにアップデートするのが恐くなって放置したままだからです。
2, Windows XP Professional Setup 前半
前半戦は、再起動が掛かる所までとします。Windows XPはProfessionalとHome Editionのどちらも、Windows NTの系統のOSです。再起動が掛かるまでは旧バージョンのWindows NTのセットアップ画面のような画面で作業が進みます。とはいっても旧バージョンのWindows NTよりも格段に楽になっていますので安心してください。
使用したのはWindows XP Professional OEM版です。

ホログラムが美しいですね。このホログラム、Windows95時代は全く無かったか凄く小さかった気がしますが、偽造が増えて来たためドンドンこのように複雑で綺麗なホログラムになって行きました。
で、このCDをセットして電源を入れます。前もってCD起動が優先になっているか前もって確認しておきます

電源を入れると、このようにCDから起動する為にはキーを押してくださいと指示が出ます。制限時間があるのでその時間内に何かキーを押します。この時は「Enter」を押しましたが、何でもいいです。

すると、CDから起動されてセットアップ画面に入ります。懐かしのWindows NT3.5と殆ど同じ画面でスタートします。RAIDを組んだり、シリアルATAまたはSCSIのHDDを使用する、等といった場合はここでドライバをインストールする必要があります。私はそれらを組み込んでいないのでスルーしました。

セットアップの準備です。項目が3つ出ています。Windows XPのインストール、回復コンソールを使った回復、そしてセットアップの終了、の3つです。何も入っていない状態なのでWindows XPのインストールを選びます。「Enter」を押して先へ進みます。

するとライセンス契約の画面が出て来ます。ソフトは、ライセンスを買っているのでこういうものが必ずついてくるって訳です。最後まで読んで「F8」を押します。

次にキーボードの選択画面に移ります。日本語か英語かその他か。最近はキー数のやたら多いキーボードが在りますが、日本語キーボードだったらここでは全て「106日本語キーボード」として登録します。「半角/全角キー」(キーボードの左上の「Esc」キーの下にあるものです)を押します。もちろん英語キーボード使用してる人だったらスペースを押してください。
ここで重要なのはWindowsが日本語版かどうかということではなく、使っているキーボードが何処の言葉に対応しているか、という事です。

確認画面が出ます。間違いなければ「Y」を押して先へ進みます。

ここからが重要です。Windows XPを何処に入れるか、という質問が来ました。第2回までにパーティションを分けてデータのコピーをやっておきました。あの時はドライブ名がGだのHだのIだのと出てきましたが、あれは元々操作するPCに入っていたHDDにC、D、Eと割り振られていたから、ドライブ名が後ろにスライドしてG、H、Iとなった訳です。
このPCにはこのHDDしか入っていませんから、C、D、Eとなっています。第2回でパーティションを分けた時にドライブ名をSoftとかDataとか付けておきましたので、ここでその名前がきちんと反映され「解らない」という事は在りません。
しかも、Cをわざとフォーマットしなかったのは、[不明]と出るからすぐにここだな、とわかるわけです。その為フォーマットはしませんでした。
で、「C」を選びます。

当然フォーマットされていない訳ですから使えません。その為フォーマットをします。クイックフォーマットの項目がありますが、未フォーマット領域をクイックフォーマットは出来ないので却下。通常フォーマットにNTFSとFATがあります。FATを選ぶメリットはもう殆ど無いので、「NTFSファイルシステムを使用してパーティションをフォーマット」を選びます。

おなじみのフォーマット画面。終わるまで待ちます。

インストールの醍醐味のファイルコピーです。でも最近はHDDの書き込み速度が速いのでこれはすぐに終わってしまいます。とは言ってもCD-ROMドライブの速度が5年前位から頭打ちなので、CD読み込みに掛かる時間が相対的に長くなり、CDは高速回転しっぱなしですが、HDDのアクセスランプは時々点滅する。といった感じです。

終わると再起動を要求します。キーを押して再起動させるもよし、15秒待って自動再起動を待っても良しです。
ここで注意する点はCDを取り出さない事です。最初と同様にCDから起動する為にはキーを押してくださいと指示が出ますが今度は無視してHDDから起動させます。
では、後半へ参りましょう。今度はWindowsXPらしい画面上でのSetupです。
3, Windows XP Professional Setup 後半
Windows XPの起動画面が出た後、セットアップは続きます。

ハイ、今は「Windowsをインストールしています」という項目で、残り39分ですね。

デバイスのインストール中。ここでもCDが高速回転です。ひたすら待ちます。

デバイスのインストールが終わると、地域と言語の選択画面へ。日本語のWindows XPを買う人は殆どの人が日本で使うので変える必要はありません。もし外国で使うのであれば地域を使用する国に変えればOkです。

使用者名と組織名を入れます。これは「マイコンピュータ」を右クリックすれば見られる情報です。もちろんシステム情報からでも見ること出来ます。ちなみに組織名は未記入でも大丈夫です。

プロダクトキーを入力します。箱のWindows XPの場合はCDのケースに貼ってあります。私のOEMバージョンは本体に貼ってありました。

コンピュータ名とAdministratorのパスワードを入れます。ここでAdministratorのパスワードを入れても、通常設定ではログオンの時に見えない為忘れてしまう人も多いのではないでしょうか?便利にしたつもりで不便になってしまっています。その為、後の章で、Administratorを表に出すことにします。ちなみに、見てわかるかと思いますが、結構長いパスワードを入れています(笑)が、勿論きちんと覚えています。不正侵入されたくなければ紙に書いて貼っておくのはやめましょう。
話は逸れますが、Home Editionに関してはこの項目さえ無く、Safe Modeで起動しないと絶対にAdministratorを見る事が出来ない。その事を知り、対策しないとセキュリティは無いに等しくなります

日付と時刻の設定です。普通に日本で暮らしているならこのままでOkです。時間が多少狂っていても、インターネットにつながっていれば補正してもらえますので気にせず次へ。

ネットワークのインストールです。これは勝手にやってくれます。

ファイルコピー中です。CDが忙しそうに回ります。

「インストールを完了しています」と出ていますが、まだまだ続きます(笑)。この時点で残り24分。

スタートメニューの項目をインストール中。ひたすら待ちます。

ここも特にやることなし。画面を見てるも良し、トイレにいくも良し。

インストールの最終処理に入りました。もう少しで終了です。残り10分切りました。

最適な解像度に調整してくれます。ここで、「Ok」をクリックしましょう。

確認画面が出ます。解像度が一段階上がりました。ちょっと見辛いですが、一つ前の写真と比べると文字が小さくなってるのが解ると思います。特に問題が無ければ「Ok」をクリックします。「Ok」せずに放置しておくと元の設定に戻ります。私は「Ok」にしました。

再起動が掛かります。無印Windows XP Professionalなので、Professionalと出ます。Survice Pack2を入れると起動ロゴからProfessionalが消えます。Professionalじゃ無くなるわけではないので別にいいですけどね(笑)。

そして、最終設定を行います。?マークがプリティ(?)です。もし分からない事があったらこのマークをクリックしてお手伝いしてもらいましょう。「次へ」をクリックします。

ユーザーを指定します。尚、先程指定した「Administrator」以外のユーザーという事です。そのくせ管理者権限を持っているという訳解らない感じ。まあ私は「Sirius」と指定しておきました。
セキュリティを考えるなら、後の章で紹介するアカウントの設定変更をやる事をお勧めします。
終わったら「次へ」をクリックします。

これで完了です。「完了」をクリックすると晴れてWindows XPが使えるようになります。

Windows XP Professionalの初期画面(Luna)が出てきました。お疲れ様でした。
4, おまけ
私の場合は、ファイルを参照する時、「マイコンピュータ」ではなく、「エクスプローラ」で参照します。Windows2000から、このエクスプローラが、「アクセサリ」の中に入る様になり、非常に使い辛くなったので、これをプログラムのルートに移動します。ついでに、「コマンドプロンプト」も移動してしまいましょう。コマンドプロンプトも前の章で随分使いましたので、これも使いやすい位置においておくと何かと便利です。ああいったHDDの管理の他に、ネットワーク絡みの事を本格的にやるようになると、コマンドプロンプトは手放せなくなりますよ。

これがデフォルトにある位置。アクセサリという随分奥の階層に追いやられてしまった「エクスプローラ」「コマンドプロンプト」を前に持って行きましょう。とは言っても難しいことはありません。持っていきたい場所にドラッグアンドドロップで終了です。

ハイ。プログラムの中に入りました。これで終了です。
Windows XP Professionalのインストール自体はこれで終わりました。ただ、まだまだやる事は沢山あります。それは次章以降で紹介していきましょう。
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