1号機(TQ-2000)全体組み替え&Windows11セットアップ 第2回


2023.1.22

1, CPUおよびマザーボードの確認

いくら大きいケースだからと言って、マザーボードをいきなり取り付けそれからそれぞれの部品をマザーボードに組み込んでいったら、ケースに手を突っ込んだ状態でやらねばならず、作業効率は大幅に下がります。
その為、最初に組めるところは組み込んでおきます。

その最初に組み込んでおくべき部品は、最小構成部品になります。

最小構成部品は以下の通りになります。

マザーボード
CPU
メモリ
ディスプレー
電源

これだけです。
まあ、マザーボードに電源を繋げないと電源供給されないし、ディスプレーは繋げないと画面で動作確認できないですからね。
それの他はマザーボードとCPUとメモリだけってずいぶん少ないと思うでしょう?
SSDやHDDも不要ですw。でもこれだけなんです。これで先ずは動作確認をしていきます。



最初にCPU紹介。今回はRyzen7 7700Xと久しぶりのハイクラスCPUになります。
ハイエンドではない。念の為。
とはいえ漸くですよ漸く。Athlon 1GHzからおよそ20年振りに1号機に高性能CPUが入ってきました。1号機のケース、TQ-2000の能力を活かすときが再びやって来たことは嬉しいことであります。

そしてそのハイクラスのCPUを活かすSocket AM5のチップセットは現在、

AMD X670E
AMD X670
AMD B650E
AMD B650

とありまして、Eの有無は何かと申しますと、PCI-Expressの5のビデオカード(グラボ)に対応している事を示す物であります。ちなみにEが無くてもSSDはPCI-Express5に対応しているのでご安心を。
それで、X670系は予算内に収まらないので、B650Eをチョイスしたのでありましたが……。



( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

やってしまった〜!!
マザーボードの型番からASROCKのHPであれだけ確認したのに見落としてしまっていたとは……。しかし品番に650Eなんて有ったら紛らわしいことこの上ない……。
しかし、このマザーボードを選んだことによるトラブルはここで終わったわけではありませんでした。その話は又後ほど……。

しかし、チップセットの品番間違いで返品することは出来ないし、たとえ出来たとしても、B650Eが来るまでに何日かかるか分かった物ではない
だって今すぐ組みたいのだから!
(この作業は2022年12月末で、年内に終わらせたいと思っていたから。)

2, CPUおよびCPUクーラー取り付け

最初に古いマザーボードを取り出します。
旧マザーボードA88XM-Aは8年間お疲れ様でした。とはいえこちらはこちらで3号機の方に移って頂き、そちらで活躍して頂きます。



そして、今回のマザーボード、
ASROCK B650E PG Riptide WiFiと並べてみると、



さすがATXフルサイズのマザーボードですね。堂々とした姿です。
しかし、FIC VA503+以来20年以上振りにASUS以外の会社のマザーボードをメインPCに使うことになりました。
懐かしく思い、FIC VA503+の御姿を拝見してみたら、いやいや、集積度が今より全然低いですね。技術の進歩に恐れ入ります。
あと、大事なことですが、マザーボードを置くときは、マザーが入っていたスチロールや袋の上に置くことです。こうすることによって静電気で再起不能になるリスクを減らすことが出来ます。



これは何をしたのかと言いますと、仮置きをしただけです。こんな風に入るのかとイメージするために置いた物です。また、この時に追加でスペーサーを置いたりする必要があったのでスペーサー追加して、インチネジも用意しておきます。さすがTQ-2000です。全然余裕です。



再び取り出して、CPUを取り付けました。
今までのSocket AM4はCPU側にピンが付いていましたが、AM5はintelのCPUと同様に、マザーボード側にピンがあるLGA方式になり、写真の通り、がっちりCPUとマザーボードを金属のパーツで挟み込むタイプに変更されているため、CPU交換時に起こる「スッポン現象」が起こらなくなっています。



CPUクーラーのDEEP COOL AS500の取り付けを行いますが、このクーラーはintel、AMD両方のCPUに対応しているため、付属部品が大変多くなっております。
しかし、Socket AM5対応の部品がない! と慌ててはいけません
クーラーに関してはSocket AM5はSocket AM4と互換性がありますのでAM4用の部品を使えば良いのです。というわけでAM4用の金具を取り付けたのがこの写真です。ヒートシンクに当たったり当たらなかったりとかなり左側がギリギリでしたがなんとか入りました。そしてそれからCPUにはクーラー付属のグリスを塗りました



組み付けてみたが、なんてでかさだ……。しかも今時はバネ式では無くネジ止め式。まあクーラーの重さが1kgもあればそうなるかw。
横向きに風を出すのなんて取り付けるの初めてですよ。本当に今回は初めてネタが多いなぁ。



向きを変えて一枚。CPUクーラーの電源と、LEDコネクタを繋ぎました。私の場合は透明パネルではないので、サイドパネルを閉めてしまえば、いくら光っても分からないのですがまあいいでしょう。
G-SKILLのメモリも入れています。このメーカーはオーバークロックに強いとかですが、そういう事はする気はありませんが、単純にPC-5200対応メモリがラインナップされていたから選びました。まあ有名メーカーなので大丈夫でしょう。初期不良さえ無ければ。



マザーボード本番取り付けです。小型ケースだと確実に入らないですが、さすがTQ-2000です(2回目)。
これで最小構成での組み付けは完了しました。次回は電源投入とSSD取り付けになります。

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