T-1100S修理(2回目) 第1回
2008.12.27
早いもので、T-1100Sをハードオフで買って、そしてメーカー修理してもらってからもう2年半経ってるんですね。その間、沢山のテープに録音をし、そして再生してきました。
どの機械にも弱点はあります。どの機械も使っていればいつか故障します。このT-1100Sも例外ではありません。
2年半使い続けて、不都合がぽつぽつ出始めたのです。
内容は、前回と大体同じ。再生時に操作が不能となり電源を切るしかなくなってしまうというもの。そしてその時再生していた部分がおかしくなってしまうというものです。
ここで「大体」と断ったのは、前回は、リールまで回らなくなり、テープが引き出されっぱなしになってワカメになる、という時もありましたが、今回はそれは無く、操作が効かなくなるのみです。
「再生していた部分がおかしくなる」については、強制的に電源ボタンで電源を切るため、切った瞬間に消去ヘッドに電流が流れその瞬間消去されてしまうのかもしれません。
と考えたのは、2本ほど見てみましたが、テープに傷がなかったからと、反対面の再生には支障が無かったからです。
恐らく、これらの事から、アイドラはまだ生きてると思います。それとピンチローラーはイソプロパノールやひどい時にはS-721Hで綺麗にしているのでこれも大丈夫な筈です、手で触っても弾力ありますので(勿論確認後にきちんと手垢は落としておきましたが)。
今回は(というか前回もですが)、部品保有期限を過ぎている品なので、修理不可能かもしれません、と言われましたが、その場合においてもどの部品が駄目だったのか、だけでも聞いておこうと思います。
というのは、例えば接点が原因だったとしましょう。それは単純に磨けば直る、かも知れないからです。
という訳でおさらいとして、前回交換された部品表をもう一度。
No | 型番 | 部品名 | 数量 |
01 | RXM1092 | キャプスタンモーターASSY | 1 |
02 | RXM1018 | リールモーターASSY | 1 |
03 | REB-501 | キャプスタンベルト | 1 |
04 | REB-509 | キャプスタンベルト | 1 |
05 | REB1182 | ドライブベルト(RUBBER) | 1 |
06 | RNL-549 | マキトリアイドラ | 1 |
07 | RXB-876 | ピンチローラーアーム(R)ASSY | 1 |
08 | RXB-877 | ピンチローラーアーム(A)ASSY | 1 |
09 | RSX1004 | ロータリーエンコーダ | 1 |
10 | RSH-070 | スライドSW | 2 |
11 | RCV1019 | 3レンVR 20KA | 1 |
12 | RAT1002 | カラー | 6 |
13 | REB1099 | インシュレータ | 3 |
前回はハードオフの3ヶ月保障を使い修理しましたが今回は当然ですが全て実費です。後で連絡が来た時に部品代も確認しておきます。
修理の申し込みを12月22日にし、そして12月25日、クリスマスにT-1100Sは引き取られていきました。
行ってらっしゃい。直って戻って来れたらいいね。
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