Windows XP再セットアップ 第7回


2006.11.7

今回は、ドライバのインストール作業をやります。
ドライバを簡単に説明すると、ハードウェア (本体の機械的部分) とソフトウェア (WindowsやWord、ゲーム等) をスムーズに繋ぐもの、です。キーボードを叩いた時にその文字が画面に出るのはキーボードを制御するドライバがあり、それを画面に出力するドライバがあるからです。

Attension! ここではASUSTek A7N8X-VM/400のドライバ導入をしています。他社のマザーボード、または同社でも他のマザーボードを使用の場合はその取扱説明書をご覧ください。マザーボードが違えばドライバ導入方法は当然違います。


1, 現状把握

とは言っても何を入れればいいのか分からない、というのが正直な所だと思います。最低限入れる必要があるのは不足分です。不足しているとその部分の動作が遅かったり、または能力が全然生かされていないという事が起こります。
という訳で、6章まで終わった段階での現状を調べてみましょう。



デスクトップ上でマイコンピュータを右クリックしてハードウェアタブを開くとこのような画面になります。中央の右側にあるデバイスマネージャーをクリックすると、デバイスマネージャが表示されます。



「?」マークその他のデバイスが5つも表示されました。つまりこれだけのデバイスが本来あるべき能力を発揮できていないもの達です。よってドライバを入れて正常動作させてあげましょう

2, USB2.0のドライバ導入

このPCに使われているマザーボードはASUSTek A7N8X-VM/400 というもので(古いなw)、nForceの2世代目のマザーボードです。nForceというのは、nVIDIAが作った、サウンドは勿論3Dグラフィックコアも統合してあるチップセットなので、グラフィックカードを新たに挿さなくても3Dゲームが楽しめるというチップセットで、グラフィックコア統合型チップセットブームを作った立役者であります (現在はnVIDIAとATIがグラフィック統合型チップセットの主要メーカー)。

それまでは、
グラフィック統合型=ショボイ描画能力 (廉価版専用)
でしたがその常識を打ち破ったモノと言えるでしょう。まあもっとも限界能力は、単品のグラフィックカードには遠く及ばないですが(笑)。

というものです。つまり、チップセット統合型という事は、チップセットドライバを入れれば全てOkという事なんですね。
という訳で早速導入してみます。



マザーボードについてきたCDを入れて暫くしますとこのような注意文が出てきます。USB2.0に関するものです。USBは最初の規格では12Mbps(1.5MB/S)の転送能力しかありませんでしたが(USB 1.1の場合)、それが2.0になると、400Mbps(50MB/S)にまで転送能力が上がります。出た当初は色々対応機器の問題やアダプタが必要だの云々とありましたが今は全て解決されています。
迷わず「はい」を選択して次へ進みます。



このようなウィザードが出てきます。指示に従い、「はい」を選択します。



構成を自動でチェックし始めます。ここは暫く待ちましょう。



はい、終了しました。「完了」を押して再起動します。


3, nForceのドライバ導入

再起動後、今度はnForceドライバを導入します。



サポートCDを入れて立ち上げると、このような画面が出てきますので、3つの項目の真ん中、「NVIDIA nForce Driver」をクリックします。



またまたウィザードが立ち上がりますので指示に従って行きます。



インストール中です。このようにオーディオ関係もインストールされます。



終了したので「完了」を押して再起動をかけます。



最初と同じ様にデバイスマネージャを見ると「?」マークは2つにまで減っています。


4, ディスプレードライバ導入



3, の時同様にこの画面を出し、今度は「NVIDIA Display Driver」を選択します。



そうするとウィザードがスタートするので、先程までと同様に「次へ」を選びます。


インストール中です。



終了するとまたまた再起動を要求してくるので、このままの状態で「完了」を押して終了させます。

これでnForceのドライバーの導入は終了です。お疲れ様でした。

5, おまけ



これらの作業が終わった後も「?」マークが一つ残りましたが、これはWindows Updateをかけたら消えました(笑)。

第6回へ戻る, 第8回へ進む 戻る