SL-CT490-A修理
2006.2.25

いつも通勤時や電車、バスで出掛ける時お世話になっているポータブルCDプレーヤー。これは2002年に買った物です。2000年頃から、買ったものの箱や取り説、保証書等を完璧に取って置く様になったので、コレの箱や説明書、保証書も残っています(EQ580Aの箱は捨ててしまいましたが……)。
まず簡単にこのCDプレーヤーの機能を紹介しておきます。
1, ANTI-SKIP SYSTEM
振動を受けたときに予め蓄えておいた演奏データを使うことで音の途切れを最小限に抑える(最大48秒)。
2, 3種類のイコライザ設定
S-XBS(迫力ある重低音)、TRAIN(音漏れを軽減する)、解除(FLAT)、が選べる。デフォルト設定はS-XBS。
3, 1bit MASH DAC
松下電器製のCDプレーヤー(一部ビデオデッキにも付いている)に搭載されているデジタルアナログコンバータ。
4, リジューム機能
CDを停止した時の曲を記憶していて、再生ボタンを押したらその曲から始まる。
こんな所でしょうか。で、このポータブルCDプレーヤーはほぼ毎日使っていましたがとうとう壊れてしまいました。といっても予兆は出ていたのですが。ですが。
1, 買って半年位で液晶表示がおかしくなり、バッテリー表示やイコライザ表示が出なくなった。
2, 1年でリモコン断線。
それでも快適に回り続けて、CD聴く事自体には支障はなかったのでそのまま使い続けていました。ただし、リモコンが断線してしまったのでそれからはリモコンを使えず本体で操作していました。しかし、3年目(2005年)位から本体での操作も怪しくなりました。再生/一時停止ボタンや停止ボタンは正常に動きますが、ボリューム+を押すと演奏モードが切り替わり、ボリューム-を押しても何も起こらず、EQボタンを押すとボリュームが下がる。なんて状態になりました。つまり、
ボリュームを上げることが出来ない
なんて状態になる事が多かったのです。しかし、CD以外にポータブルプレーヤーがないので我慢してボリュームボタンが正常に動くまでボタン連打したりして使い続けていました。
しかし、状況が変わりました。
○ 本体の操作はより酷くなり、ボタン連打しても正常に戻らなくなる事が多くなる
○ 姉が新しくポータブルMDプレーヤー買ったので、Sharp MD-ST531-Aを譲り受ける
○ ポータブルラジカセPanasonic RQ-SX87Vを購入
特にポータブルラジカセRQ-SX87Vの購入は大きかったです。今までのカセットテープの資産を活かせるという事と、さらにPioneer T-1100S購入によって音の悪いカセットテープに再録することによって高いクオリティを得る事が出来るようになりました。それだけでなく、ラジオも聞くことが出来ます。
この事により長時間SL-CT490-Aを手放しても困らなくなりました。そこで修理に踏み切る事になりました。
修理方法は、
○ 自力修理
○ メーカー修理
とありますが、SL-CT490-Aは2002年に買ったものなので保障期間は切れているものの補修用性能部品保有期間内(製造中止から8年)に入っている(仮に2002年が最終だとしても2010年までは確実に部品がある)し、更に原因が何処にあるのか特定できないので素直にメーカー修理することにしました。特にこのモデル、今までのポータブルプレーヤーとは比べ物にならないほどのアタリものなので変に自己修理を試みて壊してしまったら何にもなりません。
参考までに今までの外れ品とその内容を紹介しましょう。
○ Panasonic ポータブルカセットデッキ(型番不明)
1995年頃購入したもの。半年位から"ゴーゴー"と雑音が入ったり左右どちらか片方からしか音が聞こえなくなったりする。当然保障期間なので修理に出したが修理から帰ってきても3〜4ヶ月で同じ症状が出るので再び修理に出した。2回目の修理から帰ってきてから3ヶ月で同じ症状が出たのでその時点で放置。
○ KENWOOD ポータブルCDプレーヤー(DPC-X507(W))
1999年、ポータブルカセットデッキに見切りをつけて購入。聴きながら歩いていると突然電源が落ちる故障が発生。保障期限内から修理。保障内で商品丸ごと交換含めて2回修理、保障期限切れても3ヶ月保障が生きたので更に1回修理と少なくても合計3回修理している。4回目にこの症状が出た時には呆れてその後は放置。据え置き型としてならまだ使えるが、ちょっとでも振動があるとアウト。
○ aiwa ポータブルCDプレーヤー(XP-V310)
2000年〜2001年初頭?? KENWOODポータブルCDプレーヤーに見切りをつけた頃姉からもらったCDプレーヤー。それなりに使えたが電池の持ちが悪い(消費電力が大きい?)のと、ヘッドフォンジャックが壊れ、音が左右片方からしか出なくなったので放置。姉が使っていた事もあり保障期間はとっくに過ぎていて修理に出す気が起こらなかった。安いものだったと聞いていた(5000円前後)ので修理に出して直すよりも新しいものを買った方が安く付くとのこと。
で、この後にSL-CT490-Aを買ったわけです。上記3つに比べたら4年持ったのは立派です。しかも、メカやピックアップには異常は無かったので、コレを放置して新しいの買ってハズレを引いたら目も当てられません。よって多少高く付いても直すべきとの結論で、修理上限はこの機種買った時とほぼ同価格(笑)の10,000円と設定しました。それを超えたら見積もりを見て判断。
で、帰ってきました。交換されたのは2点、
RGD0084-A2 (CDフタ) : 400円
型番不明 (スイッチユニット) : 500円
そして、リモコンが断線してしまっていたので、リモコンも買いました。
N2QCBD000010 (リモコン) : 500円

そして技術料が4900円の税込みで合計6590円で、完全復活を成し遂げました。めでたしめでたし。ちなみにCDフタについているフレキとそれにくっついてるスイッチでしょうか、それを眺めていたら腐食だか何だか分かりませんがそのような跡が見られました。きっと劣化が原因なんでしょうね。
もし、次回同じ症状が出てきたら、わずか900円で完全復活させられると言う事になりますね(笑)。それを捨てるなんてとんでもない。
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