RQ-SX87V修理 〜紹介〜
2008.3.2
1, はじめに
2006年はカセットデッキやカセットテープの当たり年でした。、その時にT-1100Sを買ったりメタルテープをオークションで落としたりした訳ですが、やはりポータブルも必要だと思い買ったのがこのポータブルラジカセのRQ-SX87Vでした。これは中古やオクではなく、新品で買いました。
このプレーヤーは、「今買わないと、後で買おうとしてもその時にはきっともう無い」と思ったのでこのモデルの存在を知ってすぐに買ったわけですが、その予測通り、2007年に生産終了し電気屋の店頭から姿を消したのでした。
21世紀に入ってからのカセットプレーヤーの需要などから考えると、最終に近いロットを買ったんだと思います。
それから2年、殆ど毎日使っているにも関わらず無故障(一回リモコンの交換はしましたが)で動き続けてくれました。本当にスゴイです。SL-CT-490-Aの所でも触れましたが、Panasonicのも含めてそれまでに使っていたポータブルプレーヤーの激しい壊れっぷりから考えると2年間毎日のように使っていたのに無故障と言うのは本当に信じられない事です。
また、今の時代それだけ毎日カセットテープを聴き続けている、という事も我ながら凄いと思いました(笑)。
SL-CT-490-Aも壊れずに動いてくれた時間が長かった事から、その頃から開発責任者でも代わったのでしょうか?と思いたくなる程です。
因みに、SL-CT-490-Aの所で、型番不明と紹介しているポータブルカセットデッキはRQ-SW44でした。
しかし、とうとう修理に出す日が来た様です。
2, 故障箇所
このプレーヤーは移動中に聴くので当然の如くリモコンで操作する事が多いです。よって本体操作は殆どしません。
最初、2月上旬頃は、リモコンで再生ボタンを押しても再生されない、という程度で、もう一度押すと再生されました。そんな感じだったので、またリモコンが寿命になったのかな?程度の認識でした(1年前にリモコンは一回交換しています)。
しかし、先週(2月最終週)から、リモコンが全く効かなくなり、仕方ないので本体で操作しようとすると、驚きの事が起こりました。
巻き戻し、バッテリーチェック、そしてラジオになったり!
何れも再生ボタンを押してるのに、です。
これはSL-CT490-Aの時と同じ様な感じの誤動作なので、端子腐食のパターンか?と思いました。開発責任者が代わったら弱点まで変わったのでしょうか(笑)。
一応写真に収めたので連続でどうぞ(笑)。全て、本体の再生ボタンを押した時の状態です。





1枚目 : 全く反応なし
2枚目 : 何故かAMラジオに。この後勝手に周波数をサーチします。
3枚目 : ピンボケになっていますが、BATTと表示されてるのが分かると思います。バッテリーチェック画面。
4枚目 : 再びAMラジオに。2枚目の時と同じ動作をしました。
5枚目 : ようやくテープが再生されました。
5枚目の状態になると、リモコン操作も復活するのでそれから暫くは大丈夫です。しかし、電源落として暫くするとやはりまた効かなくなります。
今までの経験上、こういう事が一旦起こると、最初は、
異常動作の時間≪正常動作の時間
なのが、
異常動作の時間≫正常動作の時間
となり、しまいには移動時間の殆どを異常動作から正常動作への復帰を図る時間になってしまいます。それでは時間の無駄です。そもそも移動中は普通に音楽が聴けて当たり前なのですから。
そこでSL-CT-490-Aのようにギリギリまで引っ張らず、なるべく早く修理する事にしました。まだ部品保有期限はいっぱいありますし確実性を要求するのでメーカー修理決定。予算は上限を決めず(とはいっても新品よりは安いと思うので)に行くと思います。
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