コラム007
AV機器再構築〜その2 『地デジ化』

2011.2.19

前回の更新の後、実はFMチューナーの調子が悪い為、いつもの電気店に持って行った所……、

「部品の供給(IC系)が終了していますので……」
ということになり、FM環境の構築に黄信号が灯ってしまいましたorz。

そこで、急遽FMチューナーを探さねばならなくなりました。
今候補としては、


◎無いと困る機能 ・ ○あれば便利な機能 ・ ×必要ない機能

◎ プリセット20局以上 (コミュニティ局受信したいので)
◎ メーカーの修理対応
◎ シンセサイザーチューナー
○ dB表示
○ ナローとワイドの切り替え
○ 金メッキ端子
○ 他の機器への電源供給
○ 時計
○〜× 0.05MHzでの選局
× AMステレオ

という感じで探して行きたいと思います。コレ、チューナーが無いとどんなアンテナを立ててもハリボテにしかならないので、しっかり選んで行きます。


○ 地デジ導入

で、話が前後してしまいましたがここからが本題です。去年の年末にテレビ(TH-14VT1)が故障してしまいました。故障内容は、まるでNV-FS系のビデオデッキでは見慣れた(笑)画像の乱れであり、もうその画面を紹介する必要はないですね(笑)。正確に言いますと、2010年夏頃から少しずつおかしくなって行ったのでありますが。
その為、私はNV-FS900のHIC、VCR0299とVCR0389を疑ってしまいました。VCR0389だったら既にコンデンサ張り替えたものがあるし、新品のHICも手元にあるのでいいですが、VCR0299では失敗が許されないコンデンサ張替えをしなければならないので非常にプレッシャーを感じていました。

しかし、モニターTVとして使っているTH6-X3Vで画像を見てみると……?
一糸も乱れていない
うーん、わからん。たまたまか。と思いましたがダメで元々でTH-14VT1と同時に使用してみると……?

TH-14VT1のみ乱れた!

ということで故障はTH-14VT1に確定しました。これでNV-FS900は正常である事も確定です(にっこり)。本当にコンデンサ張替えに走らずに正解でした……(汗)。

上記のアンテナの話ではありませんがどんなにいい設備を入れても、それを映すテレビが無ければ地デジチューナーも何もかも、ただのハリボテであります。そこでテレビの入手を急ぎました。とりあえず、

○ 外部入力がある (出来ればS端子で)
○ 音は出なくても構わない (モニタとして使用し、音はプリメイン〜スピーカーを通じて出すので)

という条件で古いテレビをくれる人を探しました。すると会社の後輩がテレビをくれたのです。



SONY製のKV-21MF1、2001年製なので長持ちしているテレビです。スピーカーは壊れていて音は全く出ませんが元々音は出なくていいと思っていたので問題無し。トリニトロ管のテレビは画面側が極端に重いという重量バランスがかなり悪いテレビですが、画面自体は非常に見やすいテレビであります。
最初は画質調整等全然出来ないテレビかと思いました。というのは外部入力もS端子は無くコンポジットの映像入力と、音声もモノラルの入力のみと、非常に乏しかった上に画質調整のつまみ等が全く無かったからです。
この件はリモコンでやれば出来る事が後でわかりました。

画質についてもある程度プリセットされていてその中から選ぶ事が出来、さらには自分の好みに調整も出来ます。
ダイナミック、スタンダード、リビング、の3つがあり、今迄は「ダイナミック」で使用されていた様ですが私は「リビング」を選択。これで目が疲れない画質になりました。その後少しだけシャープに振りました。

これで、地デジ化の準備は完了しました。

******************************************************

そして、アナログテレビでも地上デジタル放送を見る事が出来ますが、それをやる為に地デジチューナーを入手しました。

BUFFALO DTV-H300

という機種です。D端子、S端子、そしてコンポジット音声ケーブル対応とまあなかなかの機能であります。今の私にとって欲しい機能は充分に入っています。何と言っても、
NV-FS900で地デジを録画するというのを叶えてくれる機種でありますので(笑)。

で、写真です。



用意したのはこの機種だけでなく、SONY製のHi-Fiケーブルで勿論金メッキ。そしてマスプロ製の分波機。しかしミスった。
この分波機、地上アナログ・地上デジタル・BS+CSの3系統に分かれているかと思いきや正しくは、地上アナ+デジ・地上アナ+デジ・BS+CSの3系統でした。ああ、無駄な出費……まあ勉強代としましょう。

そして開けてみて中身を確認しました。



本体にB-CASカード。もう見慣れましたね、B-CASカード。そして滑り止めシート、変換ケーブル、リモコン、ACアダプターです。
後は写っていませんが、コンポジットのケーブルがあります。

TVコンセント→(地デジの信号)→分波機→本体→変換ケーブル→SONYのHi-Fiケーブル→NV-FS900の外部入力端子2

と繋いで行きました。因みにウチはケーブルテレビに加入していますが、セットトップボックスの入っていない私の部屋でもパススルーで地上デジタルを見る事が出来ます



NV-FS900に比べてかなり小さいですね。これであの素晴らしい画質が出せるのだから世の中便利になったものであります。



画面は色が飛んでしまっていますが、きちんと映っていて、更に素晴らしい音質でした。右上に地上デジタルのデータが映っているので地上デジタルを受信している事はお分かりかと思います。

でもこれは全ての序章。最終的には大型テレビとDIGAを入手して、となりますので、一時的なものという認識なので配線もごちゃごちゃになってきています(笑)。

※ てか、地上デジタルが画質音質がいい、というより、地上アナログの技術が1990年頃から全然進歩していなかったということでしょうね。アナログは本気で取り組めば幾等でも向上しますので……。もっとも金に糸目を付けなければという条件が付きますので、全世帯にその料金の負担を強要するのは現実的では無かったのでしょう。

というわけで地デジ化は完了し、私の部屋でも地デジが見られるようになりました。次はFM環境の構築に入ります。これ、苦戦が予想されているので、1回ではなく、2〜3回に分けると思います。

戻る