コラム003
TDKオーディオカセットテープ SA を購入しました その1(外観編)
2007.5.27
最初は3月発売予定だったTDKのNew SAは2ヶ月近く遅れながらも無事に販売に至りました。最初のロットはネットによる情報の速さと、メタルテープのMA-EXの問屋在庫をおまけでつけるというTDKの粋な計らいにより190セットあっという間に完売するという物凄い売れ行きでまだまだカセットテープの需要があるんだなと思いました。
残念ながらMA-EX付きのは買うことは出来ませんでしたが、その後販売を再開したので落ち着いて注文し、手に取る事が出来ました。
因みにこのテープは一般の店舗には流通はして居ません。TDK Web Shopのみで買うことが出来、分数は60分と90分のみです。

箱の外観です。今回買ったのは60分と90分1箱ずつです。テープは日本製、組み立てはタイで、オーストラリア向けの製品です。恐らく環太平洋一帯に売られるモデルかと思います。しかし、デジタルオーディオ全盛の時代で新規製作の製品とは恐れ入ります。

今回は60分の製品を使用するのでそちらの方だけ開封しました。シュリンクの見た目は写真の通りです。オーストラリア向けという事で全部英語ですが、性能曲線とかどんなジャンルに向いているかとか、そういうのは直ぐに見て分かると思います。


TDK Web Shopで買うのは3回目です。初回はMA-EX、そして2回目はアメリカ向けのSAです。TDK Web Shopで買ったテープに集合してもらいました。左が今回買ったSA。右上がMA-EX、右下が前回買ったアメリカ向けのSAです。どれも、デジタル音源であるCDからのダビングを意識したデザインとなっています。
MA-EXは日本向けのもの。SAは両方とも日本向け以外のものです。外人は性能を見て買うのでしょうか?性能曲線がシュリンクに書いてあります。そういえばアメリカで買ったDもシュリンクに性能曲線がありましたね。


インデックスカードの比較です。新SAのみ天地方向が逆になっています。

注目は本体の造りです。アメリカ向けのSAは超音波融着のみでしたが、MA最終モデルと同様のビス止め+超音波融着で造っているかと思います。ビス止め復活というのが大きいですね。

そしてハーフの形。現行AEにも加わってもらいました。
MA-EXとSAが独自の形、そして新SAと現行AEがほぼ同じ形かと思います。遮磁板は全てのモデルに入っています。

テープの色はSAは新SA、アメリカ向けSAともに見た目は殆ど区別付かず。MA-EXとAEはSAとは全く違った色でした。まあ、Type1,2,4の違いなので当然といえば当然です。
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